オンラインでモブプログラミングをやってみた
こんにちは!鎌倉駅前プログラミング教室 for Kids代表の本田です。
緊急事態宣言が終わろうとしていた5月の最後の週に、オンラインでモブプログラミングを行いました。
モブプログラミングとは、実際の開発現場でも行われているチームでの開発手法で、簡単に言うと、「みんなで画面をみながらわいわいプログラミングをすること」です。
モブプログラミングに関しては、書籍や、
モブプログラミングスタートアップマニュアルのような資料がインターネット上にあります。
当教室では、上記の資料を参考に、それを小学生向けに、かつオンラインでも行えるようにアレンジしました。
モブプログラミングをもう少し詳しく言うと、
ドライバー(画面の前で手を動かしてプログラミングする人=1人)とナビゲーターに分かれ、チーム全員で
・同じ仕事を
・同じ時間に
・同じ場所で
・同じコンピュータで
すること
と定義されます。
これをどう小学生向けにアレンジしていくか、メンターや外部の協力者と話し合い、以下のようにしました。
目的
第一の目的は「友達と一緒に作るの楽しい!」と思ってもらうこと。これをまず優先しました。
また学びを得るという観点では、
・自分が知ってるコード(ブロック)の組み方と知らない組み方があり、違う視点が得られる
・プログラミングの知識を他人に話すことで、より深い学びを得てほしい
・プログラミングは個人で行うだけでなく、チームで行えるということを知ってほしい
を目的としました。
使用するツール
・コミュニケーションツール:Zoom(画面共有をしながら)
・開発ツール:Scratch
当日の流れ
・モブプログラミングの説明(5分)
・作るゲームの相談を生徒だけでする(5分)
・モブプログラミング:3人×5分×2セット(30分)
当教室では60分(週一回)の授業なので時間に限りがあり、ドライバー(プログラミングする人)のスイッチなどの時間を考慮して少し時間に余裕をもたせる設計をしたつもりでしたが、実際はこれでも少し時間をオーバーしてしまうことが何回かあったくらいです。
当日の様子
完成した作品集(Scratchのスタジオ)
生徒の感想
・初めてみんなで一つのプログラミングを作ってすごくたのしかった。
・30分しか無いので、完成しないと思ったが、ある程度できて良かった。
・初めてみんなでプログラミングしたけど楽しかったです。普通に1人でプログラミングやってる時よりみんなで話し合えて楽しかった。。人のを見ている時は長いと感じたけど、自分の時は短かった。
・初めてのモブプログラミングにしては上手くいった。
・面白い作品ができてよかった。
・楽しかったけど、短い時間で限りがあってクオリティが低くなっちゃったから共有しちゃったらちょっと恥ずかしい。
・1回5分という制限時間が短くて、タイマーを測っているからちょっとドキドキする。
など、率直な感想が聞けました。まずは第一の目的である「友達と一緒に作るの楽しい!」と思ってもらうことは達成できたかなと思っています。今後はもう少しモブプログラミングの時間を長くして取り組みたいと思います。
当教室ではこれからも定期的にモブプログラミングを取り入れ、プログラミングを通じてアクティブラーニングを行ってまいります。
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